隣人の生活音が最近聞こえなくなった、いつも挨拶する隣人の顔を見ない。
これってもしかして隣人が死んでいるかも??
特にご高齢の方だと孤独死も心配になりますよね。
けど失礼や迷惑になったらいけないから、どうすればいいかわからない、、、
そんな親切なあなたに、今回は無難な隣人の安否確認の方法や
安否確認するべきかどうかの基準をご紹介いたします。
目次
なるべく失礼のないように安否確認する方法3選
まずは最も簡単で迷惑にならない方法からご紹介します。
夜に電気がついているか確認
夜に外から隣人の部屋に電気がついているか確認しましょう。
なぜなら生活をしている以上、音もそうですが電気は最低限のライフラインだからです。
電気がついていることが確認できたら隣人は無事です。
この方法なら誰にも迷惑をかけずに、かつ手軽に隣人の安否確認ができます。
インターホンを押してみる、管理人さんに声をかける
もし電気で確認がとれなかった場合はインターホンを押してみましょう。
ここで隣人がもし出てくれたら一安心です。
自分が隣人であることを伝えて、素直に生活音が聞こえなかったから心配していた旨を伝えましょう。(よほど変な人じゃない限り、ありがとうや失礼しました、と回答があるだけしょう)
とはいえいきなり隣人のインターホンを押すのは気が引ける、、、という方もいるでしょう。
その場合は集合住宅の管理人さんの力を借りましょう。
具体的には「隣人から最近生活音が聞こえないから心配で」と伝えればOKです。
管理人さんなら、もし引っ越していた場合は教えてくれますし
何より確認する義務がありますから、代わりに安否確認を行ってくれます。
建物の管理会社に連絡
インターホンに出ない、管理人さんがそもそもいない(対応してくれない)場合の最終手段は管理会社に連絡です。
管理会社に連絡をすると、担当のスタッフさんや警備会社からの派遣スタッフさんを呼んでくれます。
あとはスタッフさんにお任せすれば大丈夫です。
管理会社であれば対応マニュアルもありますから、判断やもし隣人が孤独死していた場合も対応してくれます。
孤独死が疑われる場合、管理会社に伝えるべきこと
実際に管理会社に確認するにしても、どのような内容を伝えればいいのでしょうか?
主にに伝えるべき内容は以下の3点です。
- 連絡した目的
- 隣人から管理会社への事前連絡の有無
- 今の状況の説明
連絡した目的は「隣人の安否確認のため」でOKです。
そのあとに管理会社が隣人の現状を何か知っているか聞いてみましょう。
もし事前に管理会社に連絡があれば一安心です。
事前連絡がなかった場合は、現在の状況を詳しく伝えましょう。
例:隣から生活音がしなくなった日付、洗濯物、電気、インターホンで確認した結果等
状況を正しく伝える事ができれば、管理会社も緊急度高く安否確認を行ってくれます。
そのためなるべく多くの情報を管理会社に伝えるようにしましょう。
いきなり警察に連絡をしてもいいの?
今回のように、隣人が死んでいるかもしれない状況で警察を呼ぶことはオススメしません。
理由はシンプルに、もし隣人が無事だった場合にとても迷惑になるからです。
立場を逆にして考えてみましょう。あなたが不在の間に警察を呼ばれていたらどう思いますか?ただただびっくりしてしまいますよね。
後述しますが人が家を長期空けることは珍しくありません。(旅行や緊急入院、冠婚葬祭で実家に帰省など)
もし急病で倒れていたら悠長にしている暇はないのでは、と思うかもしれません。
しかし残念ながらこのような孤独死の場合は、気づいたときには手遅れというパターンが非常に多いです。
そのためステップを飛ばして警察をいきなり呼ぶより、管理会社に連絡をして判断を仰ぎましょう。
本当に孤独死?安否確認するべき基準は生活感がなくなって10日!
安否確認する方法は先ほどお話しましたが、そもそも安否確認した方がいい状態や期間はどのくらいでしょうか?
諸説ありますが当サイトでは
「生活感がなくなって10日」経過した場合は安否確認を検討することを勧めます。
(なお生活感とは生活音が聞こえないや、先ほどの電気の明かりが見えないなどを指します)
なぜなら一般的に人が旅行などで家を空ける期間は長くても10日のためです。
国土交通省のデータで国内や海外旅行の期間は95%が10日以下とされています。
また賃貸の場合10日間以上家を不在とする場合は、管理会社に一報を入れることが推奨されています。
そのため10日間はとりあえず様子を見て、それ以上不在のようであれば安否確認をするようにしましょう。
隣人が孤独死していた場合はどうなる?あなたへの影響は?
もし隣人が本当に死んでしまっていた場合はどうなるのでしょうか?
結論、隣人であるあなたに大きな影響はありません。警察からの軽い質問に協力を求められるくらいでしょう。
孤独死が発覚した場合、まず警察が現場に来て検証を始めます。
これは事件性があるのかどうかを確かめるものです。このときに隣人であるあなたに警察が簡単な質問をしてくる可能性があります。
少し緊張するかもしれませんが、隣から最近生活音がしなくなったと事実を伝えましょう。
よくドラマであるような署までご同行、なんてことになる可能性は限りなく低いのでご安心ください。
その後検証が終わるまで、隣の部屋は通行不可になります。
しかし集合住宅全体が出入り禁止になるようなことはありません。
また住宅が事故物件となることを懸念する方もいるかもしれませんが、そこも大丈夫です。
あくまで事故物件となるのは該当の部屋のみで、隣人や住宅に影響はありません。
(該当の部屋は宅建建物取引業法により、心理的瑕疵のある部屋、すなわち事故物件と定義されます)
隣人トラブルから逃げるのもひとつの手段
正直なところ隣人トラブルは解決するハードルが非常に高いです。
なぜなら相手を説得して変える必要があるからです。
そこに労力を割くくらいならば、こちらから引っ越ししてしまうのもひとつの手段だと思います。
トラブルの被害者側がなぜ出ていかなきゃいけないんだ!という気持ちは非常によくわかります。
しかしあなたの貴重な人生の時間を、加害者の隣人のせいでイライラして過ごすことこそ、真に避けるべきことではないでしょうか?
もし引っ越しを検討する場合は以下の記事も参考にしてみてください。
参考:隣人トラブルで引っ越したい!トラブル対策と隣人の調査方法をご紹介
今回のまとめ
- 隣人の安否確認方法を3つご紹介、自分に合った方法でスマートに安否確認を
- 隣人の都合も考えると、いきなり警察は避けた方がいい
- 安否確認の検討をするのは音が止んでから10日がベター
- もし隣人が孤独死しても、隣人のあなたへの影響はないに等しい